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help RSS システム業界を勝手に語る・・・中編

<<   作成日時 : 2005/11/24 22:20   >>

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前記事からの続きになります。
つらつらとシステム・ソフトウェア業界について自分の主観で勝手に語ってるだけの記事です。
はっきり言って差別と偏見に満ちています。かなり暗黒面な自分を出しています。心身の調子のすぐれない方はご遠慮いただいたほうが良いかもしれません。
気分を害されるかもしれませんので特に、同業者の方はご遠慮いただいたほうがいいかもです。
宜しくお願いしますm(__)m


さて、前記事の続きになります。

当初、後輩君はシステム案件の企画として自社からは聞いていたそうです。システム企画の請負契約。しかし実態は請負という名の元の派遣扱い。いわゆる偽装請負ってやつです。胴元とか元請企業とかってされている業界最上位(業界最大手って言い方だと正しくないと思います)クラスに属する人達を除いて、これがこのシステム(ソフトウェア)業界に身を置く人間の実態だと思います。

この業界、建設業界なんかとすごく似ているんですね。完全に階層化されてます。上部層が大手ゼネコンでその下請けがあって孫受けがあってひ孫受けがあって・・・。元請がプロジェクトの企画・立案を行って、それを下請けに投げて、さらには下請けがピンはねしたうえで作業的な部分を孫受けに投げて・・・。そんな感じで階層が下の会社に行けばいくほど仕事の質は雑用チックだったり、計画性も何なく「寝るな、休むな」的な肉体労働チックな仕事内容になっていったりします。もちろん間でピンはねされてますので給料水準も階層が下の会社に属している人ほど低賃金になっていきます。

もうひとつ言えば、SE(システム・エンジニア)って何!?、PG(プログラマ)って何!?って話ですが、これも建設業に例えれば分かりやすくて、建物の設計をする建築士がSEで、現場の労働者がプログラマなワケです。SEが在籍する会社は顧客からシステムについての案件を受注するとシステムの全体像を設計し、下請けの会社に作業を委託します。下請けの会社のプログラマは期限までにその設計書通りにプログラムが動くようキーボードからプログラム言語をがちゃがちゃ打ち込んでいくわけです。ざっくりおおまかにいうとこんな感じだと思います。実際にはSEとPGの境界線ってのは曖昧でただ現場でひたすらプログラムを打ち込んでいくだけの作業にSEを名乗っている会社もあります。SEやってる人はPG経験があったりしますが、それって結構恵まれている環境にいた方で、私などは特にPG経験もないまま、SEなのかPGなのか良く分からないままで業界の中を漂っている感じですね。ほんとはオペレータ(システム運用などで定型の操作をする人)レベルなのかな、自分・・・なんて思う時もあります。

で、ちょっと話が逸れましたが、この業界の問題点ってのは階層の下流に属する会社から上流の会社に社員を売ることにあると思います。それこそ奴隷商人みたいな人がいて下流のシステム会社に属する人間ってのは一人一ヶ月○万円(一人月○万円なんて言ったりする)で上流のシステム開発会社やどこかの企業のシステム部門に“請負契約”とか“受託開発”なんていう名目で売られていくんです。奴隷商人っていうのは自社の営業だったり、直属の上司だったりすることが多いです。自分のいた会社だと直属の上司がこれにあたるかな。後輩君の会社でも仕事を取ってくるのが直属の上司なので自分と同じ。派遣されていく相手先の企業の人間は“奴隷商人から奴隷を買ってきた”的な感覚。だから後輩君が放り込まれた会社も私が最後に放り込まれた会社もとことんまで“使い倒す”わけです。そりゃね、一人一ヶ月80万とかで買ってきてるわけですから死ぬ手前くらいまで使い倒さにゃ損ですわな。ちなみに偽装派遣を主として行っているシステム・ソフトウェア会社は変な雑居ビルみたいなとこに本社を構えていて社員にも机がないところがたくさんあります。だって社員は全員、どっか他の企業に放り込まれてこき使われてるわけですからね。自社のオフィスも立派なもんはいらないし、社員に机だって必要ないんですから。

いろんな部分が建設業界なんかと同じだと思います。
日雇いの建設作業員が一日いくらでかき集められて工事現場に放り込まれるのと同じなんです。どこかでシステム改編などという大規模工事が始まる。相手方企業の奴隷仕入れ係みたいな人間が宿舎にやってきて「Javaの出来る人3人!COBOLの出来る人5人!DB分かる人2人!出来る奴、手を挙げろ!」みたいな感じでSEだかPGだかが集められて白いバンに乗せられて飯場に連れて行かれます。現場には怖い顔した上流の会社の現場監督さんが待っています。周囲を見渡すと、同じように下層のさまざまなシステム会社から連れて来られたSE・PG達がうようよたむろしています。「穴掘れ」って言われたら穴掘ります。「土運べ」って言われたら土運びます。現場ではあまり重要な決定権は持っていません。人夫出しをしている会社側も出来もしない人間を「うちのPGはJavaが出来る」とか嘘ついて送り出している場合もあるので、現場でいきなりやったことも無いような要求をされてひっくり返りそうになることもしばしばです。でも「出来ない」なんて言える環境でもなく「出来る、出来ないじゃなくて、いいからやれ!」などと叱咤激励されて毎日終電だったり朝日が昇るのを会社で拝んだりするハメになるわけです。

スーツ着てますが完全に“土方”です。肉体労働者なんですよね。スーツ着てPC使って仕事しているので傍目にはいかにも知的産業に映りますが、自分が元請にいない限り業態は土方と同じなんです。この業界に携わっている人間で、本当に高度な技術を身に付けていて、それで立身出世している方ってほんの一部の会社の一部の人間だけだと思うんです。『IT土方』なんていう言葉がありますがまさにその通りだと思います。スーツ着た土方なんですね。実際。

こういう業態ですから心身を壊す人間が非常に多いです。私の周囲を見渡しても「壊れる人間、なんぼおるねん!?」ってくらいたくさんの知り合いが壊れていっています。SE、PG、コンサルタント・・・そうそう、そういう意味ではコンサルタントも同じです。SE、PGなんかに比べたら遥かに上流の企画・立案に近いところにはいるので上流にいる分、給与水準が倍ほど上だったりはしますが、自社から顧客側企業の渦中のプロジェクトに放り出されて突き上げられながら音頭取らないといけないとか、自社には机がない(友人のところは一応用意されているそうですが)なんて点ではあまり業態そのものは変わらないものと思われます。大学時代からの友人はこうして病み友と化しました。ちなみに病み友がいたのは最上位クラスの外資系コンサルタント会社です。上流だから安全なんて思っていたら大間違いですね。

後輩君は元請的なシステム会社にいて、いきなり最下層近くの環境まで放り出されてしまい「これが階層の底辺なんだな」と思ったそうです。私に送られてくるメールの内容からも心身を病む一歩手前であったことは想像できるのですが、今は自社に訴えかけることで今の環境を離れて自社に帰還する目処がたち、少し落ち着いている様子でした。

私自身もなんだか思うところがありますね。果たしてこの業界でいいのか?やっていけるのか?
あちこちの単発的な業務やプロジェクトを鎮火させながら渡り歩いてきましたが結局、一貫したモノって残ってないんですよね。職務経歴書を見ても「一体、自分はなんの技術があって、なんの業務が身についているんだ!?」という状態でして。まともなプログラム開発経験もないままに(ツール言語のみ)なんとなく雑用SEとしてこの業界でやってきてもう30歳。ほんと終わっているような気がします。かといって、他に出来ることも無く、何をしていいのか分からず・・・。今の会社も全体像は良く分かりません。があくまでも推測とですが、なんとなく親会社に対する派遣会社って感じです。システム子会社ですが元請は親会社自身がやっているような気がします。そこに対する派遣会社的な位置付けな気がします。だとしたら、ずっとしんどい環境がこの先も続いて行きそうな予感です。

後輩君はこの業界に見切りを付けたくて一発逆転的な資格を狙っています。とりあえず今の世の中においては人生大逆転系の資格です。まぁ元々、彼は頭が飛び抜けていいので仕事しながらでも土日の専門学校で受かりそうな勢いです。たまたま同じ会社に入って同じ業界でやって来ていて、今、彼は底辺の仕事をしていますが本来なら彼はこんな階層にいるような人間ではないんです。ITバブル時の大量採用の功罪と申しますか・・・。ま、この業界、この会社を選択したことは彼の中でも後悔しきりといった感じでした。階層構造が見えてなかったんですよね。もう後のカーニバルってやつです。私も見えてませんでした。ただ彼と違うのは、私の場合は銀行を短期で辞めて新卒以下の扱いだったので企業を選ぶ権利すらなかったんですね。その辺が一生に一度きりの新卒プラチナチケットで入社した彼との違いかと思います。

さて、これからも自分はこの業界に会社にしがみついていくしかないのかなぁ。負け犬SEのままで。
彼が先生と呼ばれる立場になって事務所でも設立したら、かばん持ちででも雇ってくれないかなぁ・・・なんて思ったりしています(^^;とことん負け犬な私だったりします。

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2005/11/27 17:07

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
システム業界は何となく抱いていたイメージどおり、やっぱりキツイんだなと、今回の話を聞いて納得しちゃいました。

うちの会社も構内請負で人が来たり、最近逆に出て行ったりもしてますが、一応下請法?のルールに則ってるみたいです。
実際は派遣社員みたいに派遣先の人から直に支持を受けて仕事をせざる負えない部分もあるようですが…

まぁ、システム業界に比べればと言う感じですね。(自分は製造業ですが)
半廃人
2005/11/25 21:57
>半廃人さんへ。

業界の階層構造のどこに属する会社に入るかによって勤務体系も待遇も全然違ってくるのがこの業界の特徴のように感じます。

以前、勤めていた会社では派遣会社から派遣されてきたPGさんとかにも優しくて、我々も仲間って意識が強かったので(派遣さんが自社に帰った後でもプライベートで遊びに行ったりしてます)放り込まれる環境によるのだと思います。上流か下流か、この差は大きいです。

昨日、今度は先輩と会ってきたんですがシステム業界は元請以外はダメってのは自分の中で確信しましたね。見極めるのもそこに入社するのも結局難しいんですけどね。
shige
2005/11/27 12:20
あはははっ(^◇^;)>
一つ付け加えさせて頂くと、住宅メーカーの場合、建築士も単なる従業員になってます(笑)
ゆえ、建築士が元請けにはなりませんねd(^-^)
実際、なってなかったし・・・。
まりりりのなんちゃって講座でした♪

ま、今ニュースやら新聞やら色々やってるのであまり書きませんが、元請けの立場ってのは絶対的存在ですからね・・・。強いも何も、嫌われたら終わりですよ(-_-;)

でも、私が異動前にいた職場はちょっと違ってたんです。「これっていいな♪」と感じられる部分が多くて、新規プロジェクトとしてはかなりいいんじゃない?と思っていたら、本社からの人間につぶされましたからね〜。体質、変えてくれ。って思いました。

そんな点でも何となく似ているみたいですねA^-^)
まりりり
URL
2005/12/14 01:12
なんちゃって講座ありがとうございました♪
最近話題のニュース見てこの記事読み返すと確かにちょっと例え方が違うかな?ってのは自分でも感じました(;-_-R;)
建築士でさえ元請じゃなく下請けにしかなれないんですね〜。そういう意味ではゼネコンと建築士の関係にも相通ずるものがありますね。だからテレビを見ていてもあの建築士ですら犠牲者なんだよな〜ってのは思います。他人とは思えないんですよ、状況的に。

う〜ん、まりりりさんの周辺でそんなことが・・・絶対的存在ってのが分かります。

建設業界同様、この業界もマスコミが嗅ぎ付けて膿み出しほしいものです。人の又貸しや人身売買もどきのことが平気で行われている業界ですから。
shige
2005/12/17 17:52

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